少々細かいのですが読み物としても興味深いです。改訂版があるのですが、古い版の方が評判が良いらしいです。
トレバー・ワイさん曰く、先述の”ソノリテについて”を書いたモイーズさんに
「先生の教本をさらに発展させたものを書きたいが良いか」
と尋ねたところ、
「わたしの教本は完璧だ。なにを改訂するのだ。」
と言われてしまったらしいですが、そのお話にある通り、先述の”ソノリテについて”に基づいて書かれています。その他、ハーモニックスの練習、ライヒャルトの6つの練習曲からの導入などもあり、確かに”発展”しております。
トレバー・ワイさんの本の特徴は、とっても細々と説明されている事です。実は最初の音の練習、低音域、中音域、高音域以外は初心者には難しいですが、読み物としても大変興味深いです。
ハーモニックスの練習、音色の練習と称したライヒャルト、唇のしなやかさの練習など、初心者以外の人にとっても内容的に充実しています。
対象:初心者〜上級者
性格:意外と万人向き
目的:音の改善、唇のしなやかさ
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