壁を使った脱力呼吸練で美しい高音&豊かなソノリテを!

こんにちは!

本日は体の使い方の続きです😊

耳をつんざくような高音域をもっとまろやかにしたい!
もっとたっぷりとした豊かな音で吹きたい!


そんな目標を持って練習されている方も多いのでは?


みなさんは音が良くなるための練習としてモイーズ:ソノリテについて /ルデュック社をお使いになる方も多いかと思います。このメソードは王道ですよね。


でも音はアンブシュアだけではないのです。音は息を出すことによって音になります。


ではその息はどんな息でも良いの??


もちろんNOですよね!!初心者の方は弱々しい息しか出ないので音もか弱いですが、腹式呼吸でより深い呼吸が出来てくると、音も安定して良い音になってくるというのは、みなさん体験済みなのでは。


アンブシュアを絞って出す、耳をつんざくようだった高音域も、呼吸が深くなり息が安定してくると小鳥のさえずりのような美しく軽やかな高音域に♪♪


そこでより深い呼吸と脱力により、より素敵な音が出せるようになる練習をご紹介します!


今回は壁を使っての練習です。必要なのは壁。それと滑らない床です。お家で床が滑る場合は靴下を脱いだりして滑らないようにして下さい。


・まず両足は軽く開き、体を椅子にちょっと座る寸前程度に腰を落とします。
・壁に尾てい骨の部分を当てて、尾てい骨を壁に押し付けるようにします。
・上半身は少し前傾にします。

下の図(まるでピカソの素描みたいな絵ですが)のようになります。



腰は体勢維持が辛くない程度に落とします。足腰筋肉の鍛えが目的ではないので空気椅子みたいにならないようにご注意ください。



イメージとしてはスキーみたいな感じです。




スキーは少し腰を落としますが上半身も体もしなやかですね。しなやかさを無くさないようにするのが大事です。

”足腰で支える”のではなくて、尾てい骨を壁に押し付ける力(最初の図のオレンジ色の→)を意識して楽な腰下ろしポイントを見つけてください。


上半身の前傾姿勢と腰を落としていることで、重心が下がり、息を深く取ることが出来ます。試しに息を吸ってみて下さい。いつもより深く吸えているという感覚があれば良いポジションです!


この体勢で、例えばソノリテの練習をしてみたり、高音域の出にくいフレーズを練習してみたりしてみて下さい。そして体にこの滞りなく息が出て行く感じを覚えさせて下さい


滞りがなくというのはポイントで、フルートはポジションが高い位置にあるので、肩や上半身に力が入りやすいですし、難しいフレーズなどは、皆さん練習しているうちに体がカチコチになってきます。膝も曲げてみたら、バキバキ!!と鳴るなんてこともざらです。


難しいし、息は大変だし、さらに出来ないイライラもあって、高音域の練習などは周りの人も聞くに耐え難い、耳を刺すような音で練習していたりするものです。


それではせっかく吹けるようになっても、音が美しくない。。。。


この体勢は上半身に力が入れづらいですし、膝も最初から曲がっています。尾てい骨という体の中心で支えていることで、脱力が出来ます。どんな時も息が滞りなく、深い息が出ているという状態を、体が覚えるというのが大事です。


コンサート・レッスンでは壁に寄っかかって・・・というわけにもいかないです。なので体が感覚を覚えるということが大事なのです。


この体勢も、いくら”楽に”といってもずっと続けると太ももが辛くなってきますから、やりすぎて筋肉痛やひざ痛になどにならないようご注意くださいね。



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