トレバー・ワイ フルート教本3 アーティキュレーション


アーティキュレーション(タンギング)を扱った本は沢山ありますし、また音階練習の中にタンギングを沢山取り入れているものもあります。


トレバー・ワイ フルート教本 3 アーティキュレーションは、既にご紹介した、トレバー・ワイ フルート教本シリーズの3冊目です。




トレバー・ワイさんは、上達とは「時間と忍耐、そして知的練習」なのであると言っています。この本では、音作りでも使われているライヒャルトのエクセサイズ、タファネル・ゴーベールのEJ1などを使い、それらを徹底的にあんな手やこんな手を使って改造し、次第に舌を鍛えて、完全コントロールするぞ!!!という感じに出来ています。
その細かさたるや、時間と忍耐が沢山いりますが、この練習方法を曲中にも利用するなど、「知的」さを鍛えることも出来ます。初心者ではもちろん難しいですが、専門的に勉強しているわけではない人にも使えますし、前半ではアーティキュレーションとは何たるかを語っていらっしゃるので、読み物として興味深いです。



対象:中級〜
性格:辛抱強い人。アーティキュレーションを絶対に改良したいという強い願望のある人。 
目的:舌の筋力、コントロール力、繊細さを鍛える。アーティキュレーションによる表情の違いを付ける。シングル・ダブル・トリプルタンギングの制覇。 

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