ベルギー発子供の創造力を育てる用教本

音楽性・技術に加えて、創造性・自主性(自己観察力)を育てるベルギー流音楽教育法。受け身ではない、自分で考え、自分で工夫する力をつけ、自分で創るアートを学ぶことが出来ます。


私が翻訳しました、ベルギー発の子供用フルート教本です。

現在、東京新大久保の、管楽器専門店ダクさん, 山野楽器銀座店本店フルートサロン(5階)さん
、三木楽器さん(心斎橋)の店頭にて発売中です。
または、contact(@)kandanozomimusic.com  までお問い合わせください。(()は送信時にお取りください)





ベルギーの音楽教職課程では、専攻楽器に特化し指導を受けます。音楽性・技術を育てることに加えて、創造性・自主性(自己観察力)も育てることを指導されます。

ヨーロッパでは受け身の教育ではなく、”なぜ?”と疑問を問いかけ意見を答えさせる教育が普段から行われているため、音楽でも”なぜそう演奏するのか”ということを説明する指導となります。
子供達が自分から考えるように、考えるだけでなく、子供の好奇心を生かして自ら曲を作る項目も(もちろん先生が指導しますが)あります。これは作曲家の意図をより積極的に身近に感じるようになることも目的としています。より能動的なレッスンになるような教材です。

またとうぶかんでは、子供の想像力も使って動作を入れたり、有り余るエネルギーを利用して体を動かしながら練習をしたりします。




わくわくとうぶかん
 
頭部管で覚えるフルートの基礎は、フルート演奏の為の導入メソードです。メソードはフルートの基礎技術を習得する為に考えられています。2拍子、3拍子の奏法や、楽曲のスタイルの基礎知識、基礎的な技術を体を使って身につける事により、フルートへの移行をスムーズに行えるように出来ています。子供だけでなく大人にも使えます。


わくわくファイフ





この「わくわくファイフ」は、「わくわくとうぶかん」と同時に使える、6歳~8歳くらいのお子さんを対象にした、フルートを始める前の教本です。

フルートという楽器はもちにくく、大人にとっても最初は難しい物です。U字頭部管を使っても、手の小さな子供にとっては、金属で出来ているフルートは重くて大きい楽器で、楽器を吹く技術以前に沢山の問題が出てしまう現状があります。
そこでこの教本は、まずフルートに必要な基本的な技術を小さいファイフを使って身につけるように出来ています。



ピエール・クーロン氏によって作られたファイフは、簡素な素材を使っており、子供でも容易に扱えます。ファイフは、ファ(ナチュラル)管と、ファ#管の二種類があります。メソードの中では、フルートと同じ指使いの音だけが使われています。 Coulon-Duffy Original flutes


推薦文

高木綾子氏

2年前の事。ノアック先生が来日した時、12年ぶりにお会いする事が出来ました。先生は、私に会った瞬間『おおつぶの涙』を流してくれました・・・。

私とノアック先生が初めて出会ったのは、父の赴任でベルギー在住の13歳の時でした。それまで、フルートを習ってはいましたが、ノアック先生に指導して頂いてから、音楽を表現する事の楽しさを学んだ事を覚えています。

私のカタコトの英語とフランス語に対して、いつもにこやかに分かりやすくレッスンをして下さり、今思えば子供にとって必要な『あたたかさ』を兼ね備えた師だったと感じております。

この教則本は、そんな先生の温かさがにじみ出た、子供の為の音楽教育に最適な要素と、エッセンスがたっぷり含まれた一冊だと思います。

この教則本でフルートを学ぼうとする方はもちろん、これを導入として音楽を始めようとする方々へ、音楽とはどれだけ楽しく素晴らしいものかを体験して頂ければ幸いです。

また、全国でフルートを教えていらっしゃる先生方に、もう一度原点を見直す為にも、ぜひこの教則本を使って指導して頂きたいと思います。

音楽は、『音を楽しむ』と書きます。

この意味を、この教則本で感じ取って下さい。

最後になりましたが、ノアック先生に指導して頂き、今の私がある事を心から感謝して、推薦の言葉とさせて頂きます。

高木綾子:国内外でのコンクールにて優勝・入賞(日本音楽コンクール・ランパル国際コンクール(パリ)など)。国内主要オーケストラとの共演はもとより、国外のオーケストラの日本ツアーにソリストとして共演。東京芸術大学、武蔵野音楽大学講師

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エマニュエル・パユ氏

ベルリンフィルハーモニーの仲間とこのファイフを試奏しました。仲間共々、このファイフの出来栄えに大変驚いています。特にファ#管の出来栄えは素晴らしいです。音色、音程、音量共申し分ありません。このファイフは(フルートに手が届かないような)小さな子供達にとって、理想的な楽器となるでしょう。

値段も手頃で、丈夫で、手入れもピッコロや、U字型頭部管フルートなどより簡単にできますし、鞄の中にも簡単にいれられるので、長期休暇にも持って行って練習出来ます。

私は、これを開発されたピエール・クーロン氏を讃え、このファイフを喜んで推薦します。

エマニュエル・パユ:パリ高等音楽院卒。世界各国でのコンクールにて優勝・入賞(神戸国際コンクールなど)。世界各国の主要オーケストラと共演。ベルリンフィルハーモニー首席奏者

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