音階練習 アーティキュレーション - 7 -

音階練習の王道である、タファネル/ゴーベール:17のメカニズムの日課大練習課題(ルデュック版フルートクラブ名曲シリーズ版)を使っての説明です。(前回の説明はコチラ


前回はシングルタンギングの説明でした。今回はダブルタンギングの練習方法です。
タンギングのコツは、前回も言いましたが、舌の筋肉を鍛えてetc. もあるのですが、一つ目は”指とタイミングが一致”してる所にあると思います。指と舌が合わないとへボヘボと聞こえてしまいます。2つ目は息の支えですが、これはダブルタンギングではより一層必要になります。

ダブルタンギングは、出来ない人はまずは”テケテケテケテケ...”と早く言えるようになる練習をすると良いと思います。実際にはテケテケと言ってるわけではないんですが、舌を鍛えるつもりで。

ダブルタンギングの実際の大きな問題は、Kでの音が弱かったり、Kが遅れて来たりして、付点音符のように聞こえてしまうことです。

 テッケテッケのリズムになってしまう。


日本人が思うTKTKの発音は舌が強すぎるので、DGDGで思うとか、デゲデゲ(母音がエの方が息が通る感じがする)と思うとか、色んな意見があります。要は音がキレイに出れば良いのですが、日本人のKはかなり強いのでKと強く思いすぎると、喉を締め付けてしまうのか、ケっと吐き捨てたような音になりがちです。
基本的に舌が大暴れしてはいけないというのはダブルタンギングも同じなので、なるべく静かに大人しくデゲデゲデゲデゲ・・・と舌を細かく動かすつもりで言う練習すると、感覚が掴めるのではないでしょうか。
デゲデゲと均等且つ細かく言えたら、今度は声に出さないで息だけで、デゲデゲデゲデゲ(デゲデゲと囁くようなつもり)練習をすると、息が通る感じが掴めます。ちょっと怪しいですけど、試してみて下さい。


フルートを持った練習方法としては、
1. KTKT とKから始めて練習
2. Kだけで練習
などがあります。Kだけというのは、KはTの反射だから意味がないのではという意見もあるのですが、Kで息の通る感じを掴むには良い練習だと思います。やりすぎると、喉の辺りか、舌の奥辺りか良く分からないですが、引きちぎれるように感じるのでご注意。ちぎらない程度に頑張って下さい。
3. 速いタンギングは、フレーズを短くして練習。
この練習方法は、このEJ1では4回 同じ音型を続けるのですが、2回ずつに分けるという方法です。

ドレミファソファミレ ドレミファソファミレ ド (ウン)(ウン)(ウン)I  ドレミファソファミレ ドレミファソファミレ ド (ウン)(ウン)(ウン)I 

という感じです。タンギングは速いのも大変ですが、長く続けるのも大変なので、短くして速く動かす練習をします。ウンと速いのもこれで練習出来ます。またこの手の練習は長時間連続すると疲れます。細切りで練習した方が効果的です。


最後にタンギングはフルートの命です。音もそうですが、タンギングで音楽に生命が与えられます。母音だけでは言葉にならないのと同じでしょうか。命を与える物とは・・・悲しきかな、そうそう簡単に習得出来ないものなのであります。でも少しでも上達するために、気長に、且つこまめに練習しましょう。


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